バストアップ
プチ豊胸として人気のヒアルロン酸 効果や持続期間は?
2016年7月21日
豊胸手術といっても、方法は大きく分けて3つあるようです。
・ヒアルロン酸による豊胸
・シリコンバッグによる豊胸
・脂肪注入による豊胸
なかでも、手軽に注射1本でできる「ヒアルロン酸豊胸」は「プチ豊胸」として人気があるようです。
プチ整形の感覚で、長期間の休みがとれない方でもバストアップできるヒアルロン酸豊胸、その効果や持続期間、また、デメリットなどもふまえてご紹介します。
また最近、様々な美容整形クリニックで取り扱いを始めている「アクアフィリング」という注入物についても解説します。
このコラムで解説していること
■なぜ、豊胸にヒアルロン酸が使われるの?
ヒアルロン酸は、もともと身体に存在している物質であるため、アレルギー反応が起きるなどの危険性がなく、安心して使用できる物質といわれています。
また、ヒアルロン酸の性質(非常に高い粘性と弾性)から、どの場所にでも注入が可能となっており、手術跡も、ヒアルロン酸注入をした注射の跡が残るくらいで、豊胸がばれることはほとんどないでしょう。
ヒアルロン酸注入の施術時間もほぼ30分以内で終わり、お値段の面でも、他の豊胸手術に比べると格段に安く済ませることができるでしょう。
ヒアルロン酸注入のこの手軽さ・安全さが、プチ豊胸として人気がある理由のようです。
そして、よくあるのが「ヒアルロン酸豊胸の効果はどのくらい続くの?」という疑問です。
もともと体内にある物質なら、すぐに吸収されてしまうのでは?と思う方も多いようです。
ヒアルロン酸豊胸が持続する期間については、「意外と持続期間が短い」といわれており、ヒアルロン酸豊胸の効果を実感できるのはだいたい1年ぐらいと考えておいた方がいいかもしれません。
水に溶ける性質をもつヒアルロン酸は、胸の中でも体の中に吸収されていくので、胸はだんだんもとのサイズに戻ってしまいます。
もしも、大きさを持続させたいのであれば、繰り返しヒアルロン酸を注入していくことになるでしょう。
■ヒアルロン酸豊胸のメリット・デメリット
ヒアルロン酸豊胸のメリットとデメリットについてまとめてみました。
【ヒアルロン酸豊胸のメリット】
・手軽であること
・ダウンタイムがない
・手術跡がほとんど残らない
ヒアルロン酸注入の豊胸手術は、注射で胸に注入するだけですので、非常にシンプルな施術となります。
手術後も、注射の跡が残るだけで、腫れたりあざが残ったりということがないので、次の日から普段どおりの生活を送ることができます。
【ヒアルロン酸豊胸のデメリット】
・しこりができる場合がある
・ヒアルロン酸が吸収される
・感触が少し硬い
ヒアルロン酸注入は、未熟な技術な医師がいい加減に注入したり、ヒアルロン酸が質の悪いものだったり、また痩せている人に大量に注入したりすると、しこりとなって残ることがあるそうです。
しこりとして残ってしまうと、乳がん検診の時に邪魔になったりするので、しこりの除去手術が必要となる場合も。
また、ヒアルロン酸注入による豊胸を繰り返し行うことにより、ボコボコしたり、手触りが硬くなったりする場合もあるそうです。
■新しい注入剤「アクアフィリング」とは?
「アクアフィリング」という注入剤が、最近さまざまなクリニックで取り扱いを始めました。
登場してからまだ歴史の短い注入物です。
ヒアルロン酸と同じ感覚で豊胸に用いられるのですが、持続期間が3~5年と、ヒアルロン酸より長いことで、魅力的に感じる方が多く注目されているようです。
しかし、アクアフィリングの安全性はまだ確立されていないようです。
安全性が確立されていない要因として
①発がん性の可能性が100%否定できない
②3~5年たってもすべて吸収されず、永久的に残る可能性が否定できない
③柔らかさを維持できずに、硬いしこりになる可能性が否定できない
以上のことが挙げられるそうです。
軽い気持ちでアクアフィリングを注入しても、吸収されずに残ったアクアフィリングに、
もしかしたら発がん性が見つかるというようなことももしかしたら起きるかもしれません。
以上のように、ヒアルロン酸豊胸は手軽さがある反面、持続性という面では他の豊胸手術ほど効果が感じられないことがあるようです。ヒアルロン酸豊胸よりも持続期間が長いとされるアクアフィリング注入も、将来の安全性を考えると気軽に注入するのは少し怖い感じがしますね。
繰り返しヒアルロン酸を注入するのであれば、その都度お金をかけることになりますし、長い目で見ると決して安価であるともいえないでしょう。
長期間・永遠の効果を望んだり、2カップ以上のサイズアップを望んだりするなら、思い切ってシリコンバッグによる豊胸を考えてみてもいいかもしれません。