バストアップ
産後の胸の変化をキレイに保つ、マタニティ用ブラを選ぼう
2017年1月17日
妊娠中~産後の期間は、女性のバストが最も変化する時期です。変化に合わせて、それを支える下着も変えていく必要があります。どんなことに注意していけばよいのでしょうか?
このコラムで解説していること
- 妊娠中のバストは、前に向かって大きくなるのではなく、脇に流れるように大きくなる
- マタニティ用のブラジャーはサイズと形、両方のバストの変化に対応できるようになっている
- 妊娠中~産後はマタニティ用のブラジャーでバストを支えると、キレイな胸を保てる
■妊娠中のバストは、脇に流れるように大きくなる
妊娠がわかった頃からバストは徐々にふくらみ始めますが、その変化が実感できるようになるのは、妊娠5ヶ月くらいのことが多いようです。この頃には乳腺が発達して、乳房が妊娠前より1カップほど大きくなり、わずかではありますが乳汁が分泌される人もいます。妊娠前につけていた下着がきつく感じられるようになることもあるでしょう。
妊娠中のバストは、前に出るように大きくなっていくのではなく、主に乳房の下半分~外側のふくらみが大きくなり、それがバスト全体の容量アップとなって、サイズが変化します。
妊娠中は、そのように大きくなったバストを締め付けないことが大切です。胸を締め付けてしまうと血行が悪くなり、乳腺の発達の妨げになったり、ストレスの原因になったりしてしまいます。
■マタニティ用ブラジャーの特徴
妊娠前の下着をつけたとき、「きついな」と感じるようになったら、なるべく早くマタニティ用のブラジャーに替えましょう。なぜなら、妊娠前につけているブラジャーとマタニティ用のブラジャーとでは、下着の果たす役割そのものが異なるからです。
妊娠前のブラジャーは、バストのかたちを整え、美しくキープすることが目的です。そのため、場合によっては多少窮屈に感じられることもあるでしょう。
一方、マタニティ用のブラジャーは、赤ちゃんにあげる母乳の準備をしているバストを支えることが目的です。それゆえにバストを締め付けず、ゆったりと包み込むようなデザインになっており、妊娠中~産後の大きなサイズの変化にも対応できるようになっています。
■産後もキレイなバストを保つため、妊娠したらマタニティ用ブラジャーを
バストが最も大きくなるのは出産直後。その頃は大体、妊娠前よりも2カップほどバストサイズがアップしています。それが産後約1年かけて、徐々にサイズダウンして元に戻りますが、ふくらんだ風船がしぼんだとき、ふくらむ前とまったく同じかたちにはならないように、産後のバストが元に戻るときも、妊娠前とまったく同じにはなりません。
しかし、その時々でサイズの合った下着をつけていれば、バストのかたちの変化を多少なりとも防げるでしょう。
・ストラップがずれたり、食い込んだりしていないか
・カップの上辺がバストに食い込んでいないか
・ブラジャーの前中心が浮いていないか
・カップの下辺とバストの下部分とが合っているか
以上のようなポイントを確認しながら、適切なサイズのブラジャーをつけて、バストのかたちが崩れるのを防ぎましょう。産後は「度重なる授乳が面倒だから」と、ブラジャーをつけずに過ごしてしまうこともあると思いますが、バストのかたちを崩さないためにはきちんと下着をつけて、きれいなバストをキープしていきましょう。