美容整形

過去にした豊胸手術、授乳への影響は?

2016年11月15日


過去にした豊胸手術、授乳への影響は?
バストのコンプレックスを解消すべく行った豊胸手術。しかし、その後、妊娠が発覚すると「豊胸手術が授乳に影響を与えるのでは?」と心配になる人もいるでしょう。ヒアルロン酸や脂肪注入なら影響は少なそうだけれど、シリコンバッグを入れている場合は…など、手術方法の違いにより、心配の度合いも異なるかもしれません。そこで、手術方法別に豊胸手術が授乳に与える影響について調べました。

このコラムで解説していること

  1. ヒアルロン酸や脂肪注入による豊胸手術の授乳への影響は?
  2. シリコンバッグで豊胸手術をすると、授乳に影響がある?
  3. メリットとデメリットを把握した上で手術を

■ヒアルロン酸や脂肪注入による豊胸手術の授乳への影響は?

豊胸手術には、

・シリコンバッグ(プロテーゼ)を挿入
・ヒアルロン酸を注入(プチ豊胸)
・脂肪を注入

といった方法があります。そのうち、まずはヒアルロン酸や脂肪を注入する方法の影響から見てみましょう。

ヒアルロン酸とはそもそも、体内にあるムコ多糖類という物質の一種。つまり、元々体内にある物質を注入しているのです。
脂肪注入で使用する脂肪も、元は自分の体についていたもの。お腹や太ももなどの気になる部位から吸引した脂肪に、余分なものを除去するなどの処置を施して出来上がった注入用脂肪をバストに入れて、サイズアップや形を整えます。

どちらの方法も、人体の中にあるものを注入するわけですから、美容整形手術としてはもちろん安全です。そして、授乳に悪影響を与えることもありません。

脂肪注入による豊胸の場合、元は自分の脂肪ですから、影響を及ぼさないことは容易に想像がつくと思いますが、問題はヒアルロン酸の注入による豊胸です。いくら「体内にある物質の一種」だと言われても、異物を注入するわけですから気になることもあるでしょう。
しかもヒアルロン酸は、体内に注入されると、少しずつ吸収されていくもの。なおさら母乳への影響が心配かもしれません。

しかし、そこは安心してよいようです。バストにヒアルロン酸が入っている状態で授乳をしても、母乳にヒアルロン酸が移行することはなく、万が一移行することがあっても、赤ちゃんに悪影響を与えることはないそうです。ただし、不純物を多く含む、安価で粗悪なヒアルロン酸の場合、不純物によって影響が出るおそれもあるとのことなので、注意が必要です。

■シリコンバッグで豊胸手術をすると、授乳に影響がある?

では、メスを使って切開し、シリコンバッグ(プロテーゼ)を挿入する豊胸手術の場合はどうでしょう。「切開をするから、授乳はできなくなるのでは?」と思うかもしれませんが、こちらの場合も安心してください。母乳を作り出す器官である乳腺を傷つけることはないので、手術後の授乳は問題なくできます。

最近のプロテーゼは格段に進歩しており、以前は必須だった日々のマッサージも不要になっているほどです。それゆえ、破損して中身が漏れ出すということは、まずありません。

ただし、プロテーゼを入れている場合は妊娠中~授乳の期間、少しバストが張りやすくなることがあります。と言っても、プロテーゼのボリュームの分だけ、ちょっと余分に張るという程度で、特別大きな問題はありません。むしろバストの下垂を予防する効果があるので、産後の胸の悩みが少なくなるというメリットのほうが大きいかもしれません。

■メリットとデメリットを把握した上で手術を

本来、こうした将来的影響も含めたメリットやデメリットは、手術の際に説明されてしかるべきことです。ほとんどの医師が説明していると思いますが、中には残念ながらそうでない医師もいるかもしれません。

美容整形手術を受ける際、複数の病院を訪れてカウンセリングを受けたほうがよいと言われるのは、説明を比較する意味もあります。医師の説明をきちんと聞き、メリットとデメリットを十分に把握した上で手術を受けてください。

なお、いくら授乳に影響がないとは言え、妊娠中に豊胸手術を受けるのはやめましょう。妊娠中、特に産休に入った後は意外に時間があるので、ダウンタイムも取りやすいから…と手術を希望する人がたまにいるようですが、妊娠中の体は通常時とは大きく異なります。どんな副作用が現れるかわかりません。わざわざ妊娠中にそうしたリスクを背負う必要はないので、手術を希望する場合は産後、体が元の状態に戻ってからゆっくり考えることをおすすめします。