乳首の悩み

妊娠中の乳首の黒ずみ、いつ戻る?

2016年9月21日


女性妊娠中~産後は、乳首が黒ずみます。乳首はなぜ黒くなり、それはいつ頃、元に戻るのでしょうか?

「妊娠したら、乳首が黒くなった!」妊娠中~産後にかけては、女性の体にさまざまな変化が生じます。乳首の色の変化も、その中のひとつです。乳首はなぜ黒くなり、それはいつ頃、元に戻るのでしょうか?

このコラムで解説していること

  1. 妊娠中は乳首が黒くなる!?
  2. 黒ずみはメラニン色素が増えるせい
  3. 黒い乳首は赤ちゃんへのサイン

■妊娠中は乳首が黒くなる!?

妊娠中~産後まもない女性の乳首は、そうでない時期(妊娠していない時期)と比べて、色が濃くなる傾向にあります。個人差はありますが、ほくろのような黒さになることもあるようです。

妊娠中にそうした、乳首の色の変化があると知らない人も多く、ある日ふと鏡を見て、「黒くなっている!」と驚くこともしばしば。誰に見せるわけではなくとも、乳首の色が濃いというのは、なんだか恥ずかしいものです。

しかし、この乳首の色の変化は、妊娠中~産後の一時的なもの。産後は徐々に元に戻るので、まずは安心してください。

■黒ずみはメラニン色素が増えるせい

なぜ妊娠中は乳首の色が濃くなるでしょうか? それはホルモンバランスが変化し、肌内部のメラニン色素が増える傾向にあるからです。

妊娠6カ月頃から急激に分泌が増加し出す、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)という2つの女性ホルモンがあります。これらのホルモンがメラニン色素の色素細胞を刺激し、分泌を促すというわけです。

メラニン色素が増えると、ターンオーバーでの排出が間に合わなくなります。すると、排出できず肌に残ったメラニン色素が徐々に沈着し、黒ずんだり、色が濃くなったりするのです。

黒ずみは乳首だけでなく、ワキやビキニラインにもおこります。そのほか、シミやそばかすが増える人もいるようです。

だいたい、妊娠5カ月~6カ月頃には多くの人が「肌の黒ずみ」を感じるようになりますが、ほとんどの場合、産後3カ月くらいまでには元に戻るようです。薄着の季節は特に気になるかもしれませんが、しばしの我慢ですね。

■黒い乳首は赤ちゃんへのサイン

そのほか、妊娠中に乳首が黒くなることについては、「生まれてすぐの、まだ目がよく見えない赤ちゃんが、おっぱいを見つけやすくするためのサイン」や「メラニン色素には肌を丈夫にする役割があるので、赤ちゃんに強く吸われても乳首を傷つきにくくするため」という説もあります。

生まれたばかりの赤ちゃんの目は、まだよく見えていません。そんな赤ちゃんでも、大切なママの乳首をしっかりと認識できるよう、色を黒くして、目立つようにしている。たしかに納得です。
また、出産直後、母乳を上手に飲めない赤ちゃんに力いっぱい乳首を吸われて、痛い思いをする女性も少なくありません。黒い乳首には、そうした痛みから守ってくれる意味があるのかもしれませんね。

ただし、これらの説には、はっきりとした因果関係が証明されてはいません。なので、最後に紹介した2つの説については、「こういう説もある」と考えておいたほうがよさそうです。

ともかく妊娠中の乳首の黒ずみは一時的なもの。産後は元に戻るので、あまり不安がって、必要以上にストレスを感じないでくださいね。