乳首の悩み

授乳中、乳首が切れるのはなぜ?切れた時の対処法は?

2017年1月31日


女性乳首が切れて、授乳のときに痛い…多くの女性がそのような経験をしています。産後、乳首にトラブルが起きるのはなぜなのでしょうか?

このコラムで解説していること

  1. 産後、乳首に裂傷が起こるのは赤ちゃんがおっぱいを飲むのに、まだ慣れていないから
  2. 乳首に裂傷があるときは、乳頭保護器を使ったり、薬を処方してもらったりしてケアを
  3. そのほか、産後に起こりやすい乳首のトラブルに白斑(乳口炎)がある

■授乳で乳首に裂傷が起こる原因

産後の母乳育児は、子宮の回復に効果的だったり、体重の戻りが早かったりと、母体にとってメリットが大きいといわれています。ただし、母乳育児には最初に大きな難関が待ち受けていることがあります。それが、乳首の裂傷です。

生まれたばかりの赤ちゃんは、まだおっぱい飲むことに慣れておらず、乳首をうまく吸うことができません。それゆえ、乳首だけを強く引っ張ってしまい、乳首に裂傷が起こることがあるのです。

裂傷を防ぐためには、乳輪から深く含ませるようにしてみましょう。そうすることで、乳首だけが引っ張られるのを避けられます。赤ちゃん自身も飲み方が上達していくので、裂傷が起こることは徐々になくなっていきますが、最初のうちはママが手伝ってあげるとよいでしょう。

■乳首に裂傷があるときの授乳方法

気をつけていても、裂傷ができてしまうことは少なくありません。キズが浅く、我慢できる程度の痛みであればよいのですが、授乳のたびに激痛が走るような場合はつらいものがあるでしょう。

乳首に裂傷ができてしまった場合は、まず授乳時の赤ちゃんの抱き方を変えて、痛くない角度を探してみてください。痛みの少ない角度があれば、その角度で授乳を行います。また、乳頭保護器も有効です。乳首に被せて使うカバーのようなもので、これがあると少し痛みがやわらぐこともあります。

どの角度でも痛みがある、痛みが強くてつらいという場合には我慢せず、医師や助産師に相談しましょう。薬を処方してもらえることもあります。薬には、赤ちゃんがなめても問題のないものと、授乳時にはきれいに拭き取る必要のあるものとがあるので、きちんと確認しておくことを忘れずに。

場合によっては、しばらく授乳をお休みすることもあるかもしれませんが、そのことで自分を責めず、キズが治るのをゆっくり待ちましょう。

■産後に起こりやすい、その他の乳首のトラブル

そのほか、産後に起こりやすい乳首のトラブルに白斑(はくはん)があります。乳首の先にニキビのような、白っぽいできものができるというトラブルで、乳口炎(にゅうこうえん)とも呼ばれます。
乳腺が詰まりやすい人ができやすい傾向にあるようです。

白斑ができてしまったら、スクワランオイルを含ませたコットンで乳首をパックし、入浴時にやさしくマッサージをしましょう。そうすることで白斑に詰まった乳栓が排出されやすくなります。それでも解消せず、心配な場合は、母乳外来や助産師などに相談するとよいでしょう。

授乳中には今回紹介したように、それまで想像もしなかったようなおっぱいのトラブルが出てくることもあります。慣れない育児の上にトラブルまで起こると慌ててしまうかもしれませんが、落ち着いてゆっくり対処していってください。