大きすぎる胸

胸のしこりってどんなもの?本当に触るとわかるの?

2017年10月5日


胸のしこり乳がんというと、中年以降の女性の病気というイメージでしたが、歌舞伎役者、市川海老蔵さんの妻・麻央さんのこともあり、若い女性の間でも乳がんに対する意識が高まっています。乳がんは自己診断で発見できる病気といわれていますが、どのようにチェックすればよいのでしょうか。

このコラムで解説していること

  1. 胸のしこりとは
  2. 自分でできる、正しい乳がんチェックの方法
  3. 胸に違和感を覚えたら

■胸のしこりとは

もしも胸に(乳房)にがんができると、その部分がこぶのような状態になり、目で見たり、肌の上から触ったりすると分かるようになります。それが、胸のしこりの正体です。触った状態をたとえるなら、こんにゃくのような弾力のあるものの上に豆をおいて触ったような感触がします。病院で行う乳がんの検査も、まずは視診と触診から始めます。その後、マンモグラフィや超音波検査を行い、位置や大きさ、数を診断。さらに、細胞や組織を取って検査し、しこりが良性のものか、それとも悪性(がん)なのか、進行度合いや転移のおそれがあるのかどうかなどを調べていきます。がんだと診断された場合、最終的にはCTやMRIで検査を行い、腫瘍の正確な位置と数、そして広がりを判断した上で、治療方針を決定します。

乳がんの原因には、エストロゲンという女性ホルモンが大きく関わってきます。エストロゲンは、女性の健康の維持に重要な役割を果たす一方で、その分泌量が多かったり、長期間さらされたりすると、乳がんのリスクを高めるという作用があります。乳がんの発症率が最も高いのが、40代~60代の閉経前後の女性というのも、そうしたことが関係しています。

■自分でできる、正しい乳がんチェックの方法

乳がんは見て、触って、気付けるがんです。入浴の前後などに、自分でも定期的にチェックしてみるとよいでしょう。自分で乳がんをチェックするには、以下のような手順で行うのが有効です。

1.見る
上半身裸になり、腰を両手に当てます。そして、胸を張ったり、前かがみになったりを繰り返し、左右の乳房の形に違いがないか、ひきつれているところや、くぼんでいるところがないかどうかを確認します。

2.触る
胸を張った状態で、片方の手を軽く後ろにやり、反対側の手の指を3本~4本揃えて、乳房の外側から中心部へ、「の」の字を書きつつ、円を描くように触ります。もしもこの時に違和感を覚えたら、あおむけになって再度同じようにやってみましょう。より、分かりやすくなります。

3.しぼる
最後に、乳頭部分をつまんで軽くしぼって、触感や分泌物を確認します。乳頭の直下にも、しこりがある可能性がありますし、もしも血の混じったような分泌物が出てきたら要注意です。

月に一度程度、こうしたチェックを行って、自分でも乳がんのチェックをしておきましょう。

■胸に違和感を覚えたら

胸にしこりのようなものがあったり、触ったときに痛みを感じたりといった違和感を覚えたときは、なるべく早めに病院の婦人科、もしくは乳腺外科を受診することをおすすめします。中には、乳がんではなく乳腺症という病気である可能性もあります。ただし、乳腺症から乳がんになることもあるので、いずれにせよ、早めに病院を受診し、不安を取り除きましょう。

今回のまとめ

  1. 乳がんは自分で見たり、触ったりすることで発見できる病気
  2. 胸のしこりを触ると、こんにゃくの上に豆をおいて触ったような感触がする
  3. しこりを発見したら、なるべく早く婦人科や乳腺外科を受診すること