手軽なプチ豊胸術「ヒアルロン酸注入」、自分の脂肪を利用する「脂肪注入」。注入によるバストアップ施術で術後の心配として最も大きいのは「しこり」です。また、術後に気にする方が多い「乳がん検診」についても、明確な答えをお届けします。

■しこりを知る・防ぐ・治す

しこりの原因

ヒアルロン酸注入の場合は、分解されずに固まってしまったヒアルロン酸がしこりに。脂肪注入の場合は、定着しなかった脂肪がしこりの原因になります。
しかし、良質のヒアルロン酸や脂肪を適切な場所に適切な量を丁寧に注入すると、しこりになる心配はまずないといえます。この反対、つまり質と量が不適切だとしこりの原因になるのです。
質についてはクリニックの姿勢、量については医師の技術力と言い換えることもできます。

1)質の問題
固くて質の悪いヒアルロン酸や、定着に適さない質の悪い脂肪を注入した場合、しこりになりやすい。

質の比較

■ヒアルロン酸注入の場合
良質のヒアルロン酸(マンマリーヒアルなど):粒が小さく柔らかい。触り心地や定着率もよく、効果も長く持続。
良質のヒアルロン酸
質の悪いヒアルロン酸:粒が大きく硬い。塊になりやすく、触り心地も不自然。
質の悪いヒアルロン酸

■脂肪注入の場合
吸引した脂肪には、定着率の低い脂肪と定着率の良い脂肪が混在するため、定着率の良い良質の脂肪のみを選択することが重要。さらに脂肪肝細胞や血小板成長因子(脂肪定着因子)などと一緒に注入することで定着率を高めると同時にしこりを防ぐことができる。

2)量(技術)の問題
ヒアルロン酸も脂肪も、一カ所に大量に注入するとしこりになりやすい。
また、バストの皮膚が薄い人や脂肪が少ない人に大量注入した場合は、元々の硬い乳腺組織が底上げされてしこりっぽく触れてしまうこともある。

経過比較

■ヒアルロン酸注入の場合
[正常な経過] 注入したヒアルロン酸が徐々に分解して自然吸収されていく。
[失敗の経過] 分解されなかった部分が固まって「しこり」になる。

■脂肪注入の場合:注入した脂肪の内、定着しなかった脂肪が石灰化してしこりになる。

心配しないで!脂肪注入の一時的なしこり。

良質の脂肪を少量ずつ細かく丁寧に注入した場合でも、生着する脂肪と吸収される脂肪が混在する術後1~2ヵ月間は一時的にしこりができることがあります。しこりっぽく硬く触れるものは徐々に吸収され、2~3ヶ月程度で柔らかくなっていきます。

しこりになった場合の解決法

脂肪注入による一時的なしこりを除き、ヒアルロン酸や脂肪が固まってできたしこりは、自然に小さくなったり、やがて無くなるということは、まずありません。
しこりを取り除いて柔らかなバストにする最適な方法は、それぞれ以下になります。

ヒアルロン酸注入の場合 脂肪注入の場合
・ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸分解・溶解剤)
を注入した後、マッサージをする。
・切開によってしこりを取り出す。
*乳輪周囲や乳房下溝(バストのシワ)など、傷跡が目立ちにくい部分を切開することが多い。

脂肪注入によるしこりは、ステロイド剤の注射や、脂肪がバラバラになるよう強いマッサージをしてから吸引するという方法もありますが、効果が低いため、切開によって取り出すのが確実です。

このようにしこりを治す方法はありますが、余計な時間や費用がかかり、脂肪注入の場合は大切な胸に傷をつけることになってしまいます。そうならないためには、安心・安全を重視するクリニックで技術と経験のある医者の正しい施術を受けることが大切です。

■乳がん検診について

注入物が変化する心配はありません。

乳がん検診のマンモグラフィで、注入したヒアルロン酸や脂肪の位置が移動したり、せっかく美しく形成されたバストが変形するのでは?と心配する方がいますが、そのようなことはありません。検診の時期は、注入物がしっかり定着する術後1ヶ月以降であれば問題ないでしょう。

豊胸術に詳しいクリニックで受けよう!

ヒアルロン酸は元々体内にある成分であり、脂肪も自分のものを使用しますが、本来はなかったところに注入しています。また、注入物によるしこりなのか、がんによるものなのかを見極める必要もあります。精度の高い検査をするには、豊胸術に詳しい検査機関が安心です。高須クリニックでは、豊胸術を受けた方へのアフターフォローとして、信頼のおける検査機関をご紹介しています。