バストへの脂肪注入豊胸手術希望の患者さまから、「どのくらいで日常生活に戻れるのか?」という質問をいただきました。そこで、バストへの脂肪注入豊胸手術について、どういったものか、注意点など、高須幹弥先生に伺いました。

Dr.高須幹弥:まず、バストの脂肪注入豊胸手術の基本ですが、この手術は二の腕、お腹、ウエストなどの余分な皮下脂肪を脂肪吸引します。そしてバストに注入するというものです。手術当日から抜糸をするまでは1週間ほどかかります。

この1週間の期間は、まったく動いてはいけないというわけではなく、歩いたり、家事をしたり、ジム仕事をしたりくらいの運動なら問題ありません。それ以上の運動をしてしまうと、腫れや痛みがでてきてしまうこともありますので、やめてください。

ただし、軽い運動は可能とはいえ、多少の痛みはあるので、痛みに弱い人は2~3日ほど休みを取るほうがいいでしょう。とくに、立ち仕事の人は注意してください。

そして、抜糸後からは激しい運動をしても大丈夫ですが、段階を追って無理せず体を慣らしていきましょう。手術後2週間もすれば、痛みや腫れも落ち着くので、脂肪吸引した箇所やバストのエクササイズも問題ありません。手術後4週間もたてば、ジムでの全身運動やエクササイズなども可能で、普段通りの生活をしていただいても構いません。

 注意していただきたいのは、手術後抜糸するまでは、ブラジャーをしていただくことができないということです。

脂肪注入したバストに強い圧力がかかると痛みの原因になるので、念のため、ブラジャーをつけるのをやめていただきます。その代わり、注入した部位から局所麻酔液や血液が染みでることもあるので、軽くガーゼを当てていただくことになります。

脂肪注入はシリコンバッグプロテーゼを入れる豊胸手術とは違うので、固定する必要もありません。1週間後診断させていただき、強い腫れがなければ、ブラジャーを着けていただいて構いません。

ただ、手術後3カ月くらいまでは注入した脂肪がまだ吸収されていないので、予定より大きなバストになっています。そして、強い圧迫は痛みを引き起こす可能性もあるため、その期間は、ややゆったりめのブラジャーを用意していただければと思います。

ワンポイント

  1. バストの脂肪注入豊胸手術派すぐに日常生活に戻れるが、激しい運動は厳禁
  2. 激しい運動は手術後4週間程度まで待つ
  3. 1週間後の抜糸までブラジャーはできない