豊胸手術を受けたいけれど、恋人に反対されているという20代の女性からの相談です。法律的には自分の意思で手術を受けられますが、せっかくなら賛成してほしいですよね。高須クリニックでは、そういった場合、どのような対応をされているのでしょうか。

――本日は20代女性、ブログ読者さまからのご質問です。「実は私、胸が小さいのがコンプレックスで、10代の頃からずっと悩んでいました。幹弥先生に目や鼻などいろいろ手術をしてもらったので、今度は豊胸手術をしてもらおうと考えていました。でもそのことを彼氏に相談したら、『豊胸手術だけは絶対にダメだ』と反対されてしまいました。私はどうしたらいいですか。幹弥先生のカウンセリングに彼氏を連れていったら説得してくれますか」とのことです。

Dr.高須幹弥:彼氏を連れてきたら説得してくれますかという質問についてですが、私はどんな患者さんにも積極的にやりましょうという説得はしません。こういう手術をするといいですよというお話をして、その手術のメリットとデメリットを説明し、そのうえで、やるかやらないかは本人に決めてもらうというのが基本スタンスです。なので、彼氏を連れてきてもらうのはいいのですが、積極的に説得したりはしませんよ。包み隠さずメリットデメリットを話して、あとは彼氏と彼女、お二人で話し合って決めてください、ということになります。

――反対している彼氏をカウンセリングに連れてくる患者さんは、よくいらっしゃるんですか?

Dr.高須幹弥:よくありますね。彼氏は豊胸手術に反対しているけれど、本人がやりたくて、彼氏と一緒に来るっていうパターンですね。私はプロなので、お二人できてもちゃんとカウンセリングはしますが、正直すごくつらいです。結局、彼氏は反対しているわけですよね。カウンセリング中、女性のほうはやる気だから笑顔で普通に会話するのですが、彼氏は何も言わないでずっと私のほうをにらんでいるんですよ。

 さらに胸に関する手術の場合、触診をする必要があります。しこりがある状態で手術して、後でガンであることがわかったら、プロテーゼをとって、乳房摘出などをしないといけないですから、豊胸手術が無駄になってしまいます。そうならないためにも、必ず触診をするんです。彼氏と一緒にきていた場合、彼氏の目の前で彼女の胸を触ることになります。こちらも仕事なのできちんと触診をしますが、かなり気まずくて精神的につらいですね。

――先生のカウンセリングを聞いて、彼氏の気持ちは変化しますか?

Dr.高須幹弥:先生もこれだけしっかり話してくれたし、やってもいいかなと折れる人もいれば、「そんなもんやる必要ないんだよ。金の無駄だよ」と言って、僕の前で大ゲンカが始まってしまうこともありますよ。ほかには、「どうしても賛成してくれないんだったら別れる」と強気で言ってしまう女性もいますね。「じゃあいいよ、もう。おまえがそうしたいんだったら」と彼氏が折れる場合もあれば、「絶対ダメだ。おまえがそんなことやるんだったら俺は別れる」「じゃあいいよ。別れるわよ」と、本当に別れて手術するというパターンもあります。いろいろなパターンがありますけど、こればっかりはもうお二人で話し合って決めていただくことなので……。「あとはもうお二人でしっかり話し合ってください。やると決まったら、精いっぱい、丁寧に手術をさせてもらいますね」って言って帰ってもらうのですが、すごいつらいですよね。つらいけど頑張ります。だから、彼氏に話を聞いてほしいのであれば、どうぞ連れてきてください。僕もしっかり話します。

――――わかりました。では、彼氏と一緒に診察を受けて、彼氏が賛成してくれるといいですね。

Dr.高須幹弥:そうですね。賛成してくれるといいですね。どんな彼氏かわからないけれど、とても幸せ者だと思いますよ。なぜなら、彼女は胸が小さいのがコンプレックスで大きくしたいと言っているけれど、彼氏は豊胸手術をするなと言ってくれているわけですよね。それって、「しなくても君のことが好きだから、そんなことしなくていいよ」って意味ですよね。

 逆に言えば、ぜいたくだと思いますね。彼氏の愛情だけでは満足できなくて、豊胸して自分の満足感も得たいってわけですから。まあ、女性っていうのはそういうものだと思いますけどね。いくら彼氏とか旦那さんがやらなくていいよと言っても、自分自身がきれいになりたいとか、胸を大きくしたいっていう欲望があって、やりたいからやる! ということはよくありますから。それが美容整形なんですけどね。それも含めて私は受け止めて、最善の手術をさせていただきます。

――はい。わかりました。じゃあ幹弥先生、本日もありがとうございました。

Dr.高須幹弥:ありがとうございました。